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自宅不倫の悪質な実態│証拠集め・慰謝料請求等の方法を解説

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更新日:2026年01月07日  公開日:2026年01月07日
自宅不倫の悪質な実態│証拠集め・慰謝料請求等の方法を解説

「まさか自宅で不倫していたなんて……」

配偶者が自宅に不倫相手を連れ込むという行為は、あなたの生活空間や思い出が詰まった場所を汚すことに他なりません。それは、単なる浮気とは違い、あなたの尊厳や心の平穏までも踏みにじる行為です。

自宅不倫をされたときは、離婚や慰謝料請求が可能ですが、それには事前にしっかりと準備をすることが重要になります。

本コラムでは、自宅不倫の悪質な実態やよくあるケースや法的な対処法、証拠の集め方、慰謝料請求のポイントなどについて、ベリーベスト法律事務所 離婚専門チームの弁護士が解説します。

目次を

1、自宅不倫とは? その実態と主なケース

自宅不倫とは、文字通り「自宅で行われる不倫」のことを意味する言葉です。

通常の不倫と比べ、自宅不倫は被害者に与える精神的なショックが非常に大きく、裏切りの悪質性も高いといえます。1章では、自宅不倫の実態と主なケースを紹介します。

  1. (1)なぜ自宅不倫をするのか?

    自宅不倫は見つかるリスクが高いように思えるため、「なぜ、わざわざ自宅で不倫するのだろう」と疑問に思う方も多いでしょう。

    実際には、以下のような理由から自宅を選ぶケースも少なくありません。

    • ホテル代を節約したい
    • 外出して人目に触れるリスクを避けたい
    • 相手が近所に住んでおり、自宅の方が都合がよい
    • 配偶者が長期間不在のため、自宅に連れ込みやすかった
    など


    どれも、「自分の家でならバレない」と高をくくっているといえます。

  2. (2)ケース1:自宅でビデオ通話などを利用したオンライン不倫

    物理的に会うことなく、ビデオ通話やSNSを通じて親密な関係を築く「オンライン不倫」というケースもあります。

    配偶者が自宅にひとりでいるときに、相手と下着姿で通話をしたり、性的な内容をやりとりしていたりすれば、それも不貞行為に準ずると判断されることがあります。
    特に、性的な画像や動画を送り合っていた場合、証拠としての価値も高くなる可能性があります。

  3. (3)ケース2:近所の住人やママ友との自宅不倫

    「近所の住人との不倫」も挙げられます。たとえば、近くに住む同僚、ママ友、父兄仲間などと、近所だからこそ接触する機会も多く、不倫に発展してしまうケースがあるようです。

    「まさかあの人が……」と思うような相手との関係は、互いの家庭や子どもへ影響など、周囲の人間関係を大きく壊すことにもつながり、深刻なトラブルに発展しかねません。

  4. (4)ケース3:妻が里帰り出産中の自宅不倫

    特に悪質なのが、妻が妊娠・出産のために里帰りしている間に、自宅へ不倫相手を招き入れるケースです。

    新たな命を迎える準備をしている最中に、夫が裏でそのような行為に及んでいたと知れば、妻が受ける精神的ショックは非常に大きいものになります。このようなケースでは、不倫の悪質性が重視され、慰謝料も高額になることがあります。

2、自宅不倫を突き止める方法と集めるべき証拠

配偶者の様子に違和感を覚え、「もしかして自宅で不倫しているのでは……」と疑念を抱いても、すぐに問い詰めてしまうのは得策ではありません。

不倫を法的に追及するには、冷静に証拠を集めることが不可欠です。以下では、自宅不倫を突き止める方法と集めるべき証拠を説明します。

  1. (1)離婚や慰謝料請求には証拠が重要

    不貞行為(=配偶者以外の者と自由意思で性的関係を持つこと)は、民法上の離婚事由や慰謝料請求の根拠となります。

    しかし、裁判で不貞行為を主張するには、その行為を裏付ける客観的で具体的な「証拠」が必要です。つまり、確固たる証拠がなければ、相手が不倫を否定し、真実をうやむやにされるリスクがあります。

    自宅不倫の疑いが生じたときは感情的になる前に、まずは証拠の収集から着手しましょう。

  2. (2)自宅不倫を突き止める方法

    以下は、自宅不倫を疑った際に有効とされる調査方法の一例です。

    ① 外出したふりをして帰宅する
    もっともシンプルかつ効果的な方法のひとつが、相手に油断させて帰宅することです。
    たとえば「出張」や「実家に泊まる」などと言って出掛けたふりをし、突如自宅に戻ることで、不倫相手の滞在や密会の現場を押さえられる可能性があります。

    ② ゴミ箱やベッドなどから不倫相手の痕跡を探す
    生活空間には、思わぬ形で証拠が残ることがあります。
    避妊具の使用済み包装や領収書、香水の匂い、見慣れない髪の毛や化粧品、寝具の乱れなど、細かい点から「誰かが自宅に来ていた」痕跡が見つかることもあります。
    これらは直接的な不貞の証拠にはなりにくいですが、不倫を裏付ける間接証拠となる可能性があります。

    ③ 自宅にカメラやボイスレコーダーを仕掛ける
    最近では、小型のカメラやICレコーダーを活用して証拠を集める方も増えています。

    ④ 探偵に調査を依頼する
    確実かつ安全に証拠を押さえたい場合は、探偵(調査会社)への依頼も有効です。
    自宅への出入りの様子を張り込みで確認したり、写真・映像で不貞を立証できるよう記録したりするなど、第三者による客観的証拠は裁判でも高く評価される傾向にあります。
  3. (3)自宅不倫を証明するために集めるべき証拠

    自宅不倫を立証するうえで、以下のような証拠が効果的です。

    浮気・不倫の証拠となり得るもの ポイント:直接的に肉体関係を立証できるもの 写真・動画・録音・音声データ・クレカ明細・領収書・メール・SNS等・手帳・日記・メモ・探偵事務所の調査報告書・GPS・ホテルのサービス券
    • 配偶者と不倫相手が性的関係にあったと推認できる写真・動画・音声
    • 不倫相手が自宅に出入りしていたことがわかる映像・写真
    • 配偶者と不倫相手のLINEやメール等のメッセージ
    • スマートフォンやパソコンに残された不倫相手との写真や動画
    • 自宅に落ちていた不倫相手の私物
    など


    特に、性交渉の存在が明確に示されている証拠があれば、慰謝料請求や離婚請求を有利に進めることができます。

    一方で、無理に証拠を集めようとして違法行為に及ぶと、証拠として使えないばかりか、自身が法的責任を問われるリスクがあります。

    • 不倫相手の家やホテルに無断で立ち入る(住居侵入罪、軽犯罪法違反など)
    • 偽名で探偵業者に依頼して不正に個人情報を取得させる(個人情報保護法違反など)


    ご自身の証拠収集の方法が適法か迷ったら、早めに弁護士に相談することをおすすめします。

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3、自宅不倫は慰謝料が高額? 請求できるお金一覧

自宅不倫は、家庭というもっとも私的で大切な空間を裏切りの現場にする、極めて悪質な行為です。

そのため、一般的な不倫と比較して、慰謝料の金額が高額になることがあります。
以下は、自宅不倫によって離婚する場合に請求可能なお金の種類です。

請求できる金銭の種類 内容
慰謝料 不貞行為による精神的苦痛に対する賠償金。100万〜300万円程度が相場
婚姻費用 別居中に、収入の少ない方から多い方に対して請求できる生活費等の費用。婚姻費用の金額などは、協議または家庭裁判所での調停・審判により決定
養育費 離婚後の子どもの養育にかかる費用。子どもと同居する親が他方の親に対して請求できる
財産分与 婚姻期間中に築いた夫婦の共有財産を、原則として2分の1の割合で分ける手続き

配偶者や不倫相手に対して適切な金銭を請求するには、弁護士に相談することをおすすめします。

4、離婚以外の3つの選択肢

自宅不倫が発覚したとき、多くの方は「もう離婚しかない」と考えるかもしれません。
しかし、現実には「子どもが小さい」「経済的にすぐ離婚できない」「再構築の可能性も考えたい」など、さまざまな事情で離婚以外の選択肢を模索する方も少なくありません。

4章では、離婚せずに不倫問題に対処するための3つの選択肢を紹介します。

  1. (1)不倫誓約書を作成、夫婦としてやり直す

    配偶者に反省の意思があり、あなたも再構築を望むのであれば、「誓約書」の作成を検討してみましょう。

    誓約書には、配偶者に対して「今後二度と不貞行為をしないこと」「違反した場合は慰謝料や離婚に応じること」などを明記し、署名・押印させます。このような誓約書を残すことで、心理的プレッシャーを与えるだけでなく、将来同様の問題が起きた際の証拠にもなります。

    金銭の支払いを合意する場合や、将来的に離婚する場合に備えた内容にする場合には、作成の際に弁護士に相談するようにしましょう。

  2. (2)今後の関係性を見つめ直すため、別居をする

    すぐに離婚の結論を出せない場合には、一時的に別居という形を取るのもひとつの方法です。

    別居には、次のようなメリットがあります。

    • 距離を置くことで、冷静に将来を見つめ直せる
    • 配偶者に反省の機会を与えられる
    • 子どもや生活への影響を最小限にできる
    • 離婚に向けた準備期間になる


    別居中でも、相手には婚姻費用(生活費)を支払う義務があるため、経済的に自立が難しい場合でも生活の維持ができます。

    別居の際は、口約束ではなく「婚姻費用の支払い」や「面会交流のルール」などを取り決め、できれば文書化しておくと安心です。

  3. (3)不倫相手に対して慰謝料請求をする

    離婚しない場合でも、不倫相手に対して慰謝料を請求することは可能です。特に、自宅に出入りしていた証拠があれば、「配偶者が婚姻中であることを認識していた」と判断されやすく、不倫相手への慰謝料請求が認められる可能性が高くなります。

    慰謝料請求によって、不倫相手に対して法的責任を追及できるほか、精神的にも一定のけじめをつけられるという側面もあります。

    「離婚はしないが、けじめはきちんとつけたい」という方にとって、有効な手段といえるでしょう。

  4. 浮気・不倫の慰謝料請求をしたい方へ

5、弁護士に相談するメリット

自宅不倫という裏切りに直面したとき、「誰にも相談できない」「どう動いていいかわからない」と感じる方は少なくありません。そのようなときは、法律の専門家である弁護士に相談することがおすすめです。

5章では、自宅不倫問題で弁護士に相談する具体的なメリットを紹介します。

  1. (1)証拠収集についてアドバイスが得られる

    不倫の慰謝料請求や離婚請求を法的に進めるには、証拠が重要です。しかし、どのような証拠が有効か、どこまでやっても違法ではないのか、一般の方には判断が難しい部分もあります。

    弁護士に相談すれば、現在の状況をもとに「どのような証拠が必要か」「どのタイミングで確保すべきか」「違法にならないための注意点は何か」といった具体的なアドバイスが受けられます。

    これにより、証拠不十分で離婚や慰謝料請求ができないといった事態を回避することが可能です。

  2. (2)離婚手続きや相手との交渉を一任できる

    慰謝料請求や離婚の手続きは、精神的にも負担の大きいものです。不倫相手との交渉や、配偶者との協議を自分ひとりで行うのは、大きなストレスになるでしょう。

    弁護士に依頼すれば、このような交渉や書面作成、調停・訴訟対応までを一任することができます。あなた自身が直接相手とやりとりをする必要がなくなりますので、精神的な負担が大きく軽減できるでしょう。

    また、弁護士が法的根拠に基づいた主張を行うことで、より有利な条件で解決を図れる可能性も高まります。

  3. (3)他人に相談しづらい悩みも安心して話せる

    不倫の問題は、親しい友人や家族にさえ話しづらいデリケートな内容です。特に、自宅不倫のようなケースでは、恥ずかしさや怒り、混乱が入り混じり、誰にも話せず孤立してしまうこともあります。

    弁護士は、守秘義務によって相談内容が外部に漏れることは絶対にありません。加えて、不倫問題の解決に豊富な実績を持つ弁護士であれば、あなたの苦しみに共感しながら、的確なアドバイスとサポートを提供します。

    「ただ話を聞いてほしい」「何から始めればいいのかわからない」という段階でも問題ありません。まずは話すことから、あなたの解決への一歩が始まります。

6、弁護士からのメッセージ

自宅不倫は、信頼していた配偶者にもっとも身近な場所で裏切られるという、極めて悪質な行為です。精神的苦痛も大きく、慰謝料の金額にも影響します。

自宅不倫の疑いが生じた場合は、感情だけで動くのではなく、法的な知識と適切な証拠をもとに、冷静な対応を取ることが大切です。

誰にも相談できずに苦しんでいる方は、ベリーベスト法律事務所までご相談ください。離婚専門チームの知見・経験豊富な弁護士が、ベストな結果を得られるようにサポートいたします。
なお、弁護士相談については、お近くの事務所で対面もしくはZoomなどを活用したオンライン上で行うことが可能です。詳しくは「オンライン相談(電話・Zoom)」のページをご覧ください。

弁護士相談の準備や流れもこれで大丈夫!離婚を初めて弁護士に相談する方へ
この記事の監修
ベリーベスト法律事務所 Verybest Law Offices
所在地
〒106-0032 港区六本木一丁目8番7号 MFPR六本木麻布台ビル11階 (東京オフィス)
設立
2010年12月16日
連絡先
[代表電話]03-6234-1585
[ご相談窓口]0120-663-031
※代表電話からは法律相談の受付は行っておりません。ご相談窓口よりお問い合わせください。
URL
https://www.vbest.jp
  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています。

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