実際に財産分与を求める際に、何を注意すればよいのでしょうか。
財産を半分に分けるだけなら自分でできると思われるかもしれません。しかし、実際に何が夫婦共同で築いた財産か、半分にするにしてもどのように分けるか、半分しかもらえないのはおかしいのではないか、等々多くの問題が発生します。また、仮に取り決めをしても、口約束では、相手は後になってそんなことは約束した覚えがないなどと言ったりするかもしれません。
このような諸々の問題を自分で解決し、後に発生するリスクをヘッジするのは簡単なことではありません。また、このような交渉を行うことは時間的、精神的にも大きな負担を伴います。
そして、財産分与で注意が必要なのは、離婚までに財産分与の取り決めをする必要はありませんが、離婚後2年経過すると財産分与を求めることができなくなる点です。ですから、離婚までに財産分与の取り決めをしておくことをお勧めいたします。
後悔しない財産分与を行うためには、弁護士に相談することが役立ちます。財産分与時に発生する負担を避け、リスクをヘッジするには、法律と交渉のプロである弁護士を利用されることをお勧めいたします。また、弁護士に相談されることで、自分では思いつかなかった解決策などのアドバイスが受けられることがあります。
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