2017年11月29日更新 労力を惜しまずに食い下がり続けて、離婚を達成しました。
30代|女性|会社員
- 離婚
- 訴訟
- 慰謝料請求
- 財産分与
- 養育費
- 親権
- 請求をした
- 配偶者の
年齢・職業 - 30代
会社員
- 婚姻期間
- 5年~10年
- 子供
- 2人
- 解決までの期間
- 1年3ヶ月
ご相談に至った経緯
ご相談者Aさんは、夫Bさんと子どもたちと一緒に、夫の実家で暮らしていました。
しかし、夫からも舅からも姑からも虐げられ続け、たまりかねて別居を開始しました。
その後、Bさんに離婚を求めましたが、協議でも調停でも、Bさんはまったく離婚に応じようとしませんでした。
離婚調停が不成立に終わったので、裁判のご依頼を検討するため、当事務所へご相談にいらっしゃいました。
ご相談内容
Bさん・舅・姑からの仕打ちについて事細かにお話しいただきました。
実に過酷な状況で、離婚原因があって婚姻関係が破たんしていることは明らかでした。
しかし、Bさんが、離婚も親権も何もかもすべて争ってくることもまた明らかでした。
長期戦になることをご覚悟いただいたうえ、裁判のご依頼をいただくことになりました。
ベリーベストの対応とその結果
Bさんは、やはり思い切り抵抗してきました。弁護士に依頼をしないBさんは、裁判所に求められた書面すら用意せず、感情論をぶちまけて事件の進展を頓挫させ続けました。そこで私は、法律論や理性的な話を打ち切り、Bさんの感情論をしっかり聞き取ったうえで徐々にガス抜きをして、和解の方向に進めていきました。
本件には、もう1つ大きな問題がありました。Bさんが遅刻魔で、裁判に必ず遅刻してきたのです。離婚の裁判では、被告が欠席したからといって簡単には決着をつけられません。そのため毎回Bさんを待つことになりますが、もし弁護士にその後の予定が入っていると、裁判がその都度延期されてしまいます。つまり、本件裁判の日は、その後の予定を長く空けておかなければ、Bさんの遅刻によって裁判が延期され、いくらでも長期化するような状態でした。
通常、弁護士は予定が詰まっているため、一件の裁判に長時間を割くことは不可能です。しかし、本件では、ご依頼者様の過酷な状況をお聞きしていました。私としても早く解決をして差し上げたいと願っておりましたので、他の予定を何とかやりくりして本件に長時間を確保し、被告が1時間遅刻してきても裁判が延期にならないよう、万全の準備をして裁判に臨み続けました。
以上の対応を粘り強く続けた結果、裁判を起こしてから1年かからずに和解をまとめることができました。判決まで至るとすれば3年越しになることすらありえる事案でしたので、上記困難さがあった割に、早期解決をすることができたといえます。
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