離婚する際に親権が得られなかった場合でも、子どもと一緒に生活して育てていく方法はありますか?

離婚時、親権者ではなくとも、監護者になることで子どもと一緒に生活することができます。監護者とは、離婚後に子どもと一緒に暮らし、世話や教育を行う権利(=身上監護権)を有する人のことです。
ただし、監護者と親権者は同一人物であることが一般的であることに注意しましょう。
なお、令和8年(2026年)までに、共同親権が選択できるようになる予定です。共同親権は、夫婦の話し合いによる双方の合意で決めるか、協議がまとまらない場合は、調停や審判、裁判で決めることになっています。共同親権を導入する改正民法の施行前に離婚した場合であっても、施行後に共同親権に変更する申し立てを行うことが可能となる予定です。
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