不倫の証拠は、どのようなものが証拠となりますか?
また、どんな時に必要になるのですか?
不倫の当事者が不倫を認めない場合は、あなたが不倫の事実を証明しなければならないため、証拠が必要になります。写真・メールなど以外にも、あなたの日記やメモも証拠になります。
不倫相手に対して、慰謝料を請求できるのですが、不倫相手が不倫の事実を認めずに、慰謝料を支払おうとしない場合には、裁判を起こして「支払え!」というしかありません。
しかし、裁判では、あなたの側で不倫の事実を証明しないと負けてしまいます。
そして、不倫の事実を証明するには、証拠が必要となります。不倫の証拠としては、以下のようなものが考えられます。
■不倫の証拠となる証拠
1.写真
2人でラブホテルに入る写真や、抱き合っている写真、手をつないで歩いている写真などです。
2.メール
交際していることがわかるようなメールのやりとりです。
3.手帳、スケジュール帳
不倫相手との密会がメモされているかもしれません。
4.手紙、メモ
手紙やメモなどから不倫の事実が明らかになることもあります。
5.録音テープ
不倫の疑いのある配偶者との会話は録音しておきましょう。重要な証拠になる場合があります。
6.ETCの記録
クレジットカードの明細書で、ETCの記録が記載されていますが、これで配偶者の行動範囲がわかります。
7.領収書類
宿泊したホテルの領収書や高級レストランの領収書などです。
8.第三者の証言
たとえば、「不倫デートの現場を目撃した」というような第三者の証言です。
証拠はほかにもたくさん考えられるので、いろいろ集めておきましょう。あなたの日記やメモも証拠になります。
<探偵・興信所を利用する際の注意点>
不倫の証拠をつかもうとして、探偵事務所や興信所に依頼するときは注意が必要です。これらの中には、残念ながら悪質な業者も多く、しっかり調査せず高額の金員を請求してくることもしばしばです。
証拠をつかんで、裁判にも勝って慰謝料を支払ってもらったけれど、結局探偵事務所の費用を払ったらマイナスになってしまった、ということもありえますので、よく注意してください。
【関連記事】
SNSを見たら夫の浮気が発覚! 投稿が慰謝料請求の証拠となるのか弁護士が解説
浮気した配偶者の行動を監視する行為の違法性や注意点とは