慰謝料がもらえるケースとは

Question

Q_person

慰謝料がもらえる条件と慰謝料の相場を教えてください。

Answer

A_person

慰謝料とは、婚姻生活において相手の言動によって負った精神的な苦痛やあるいは離婚を余儀なくされたこと自体によって受けた苦痛について、その原因を作った相手に請求する損害賠償金のことをいいます。

なんとなく性格が合わなくて離婚したという理由だけでは法律上慰謝料の請求は認められていません。慰謝料が発生する条件を簡単に言えば、「相手の○○のせいで離婚に至った」という場合です。相手の浮気・暴力・性交渉拒否などが典型例になります。
一方、どちらかのみに責任があるとは言えない性格の不一致、価値観の相違、どちらにも離婚の原因がある場合は、慰謝料請求は認められません

「相手の○○のせいで離婚」になると思ったら、その証拠を集めて残しておくことが大切です。浮気であれば、相手との会話を録音する、メールの写真を撮るなどです。暴力であれば警察を呼ぶ、医師の診断書をもらうといったことです。実際の裁判では、証拠がものを言うからです。

調停や裁判をせずに離婚した場合は、2人で合意すればいくらでも構いません。調停や裁判の場合は、婚姻期間や離婚の原因などを総合的に考慮して、裁判官が決めるので、相場を提示するのは難しいのです。
ただ、弁護士であれば、相談内容や証拠などを精査すれば、ある程度の目安を提示できます。ちなみに、東京家庭裁判所の統計では、500万円以下が302件と94%を占め、そのうち100万円以下が85件に上っています。慰謝料についてお困りの方、まずはご相談ください

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